能力開発支援と
公正な評価
当社の基本的企業風土である「社員自らがおこなう、主体的な能力開発」の支援を目的として、目標管理制度(Management by Objectives)による評価制度を導入しています。
従業員と組織が互恵的に発展していくために、技術力、業務の範囲及び見識に成長あるいは拡大があったかについて、全体を通じた最重要評価ポイントとし、評価基準を全社公開しています。
新卒採用、キャリア採用の違いによって評価の不公平が生じることは一切ありません。
能力開発支援
目標管理制度
技術者としてどのように技術を高めていくか、何を学び、身に着けていくのかを、目標設定、実行、振り返りというサイクルを通じて達成度を評価する制度です。短期的な目標のみならず、中長期的な技術力の向上を重視しており、評価実施プロセスを通じて能力開発をサポートします。ICT技術を担う技術者として、世にどのような技術が求められているのかを自ら考え、自分自身のオーダーメイドのキャリアを主体的に形成していくことができます。
目標管理シート
社員が目指すキャリアと会社の成長を上手く結びつけるため、毎年目標管理シートを全社員が作成しています。社員が成長に必要なチャレンジ(目標)を自分で設定して達成過程を自己管理し、その達成具合を給与や賞与などの処遇に反映させています。期末の評価実施後には、上司を通じて評価のプロセスも本人に伝えることにより、公平かつ納得感の高い評価を実現しています。
スキル開発シート
当社では、現在携わっている技術のみならず、将来携わりたい技術についても目標として設定し、評価対象とすることができます。例えば、アプリケーション部門に在籍しながらネットワーク資格合格を目指すなど、自身の長期的なキャリアプランを通じて、業務評価と将来に向けたスキルアップを両立することができます。
人事評価表
一般職社員を育成期間と位置づけ、ビジネスパーソンとして当然身につけているべき主体性、チームワークなど、仕事への取り組み方についても評価対象に加えています。本人と上司の間で共通認識を持つことで、自立した技術者となるためのサポートをしています。
公正・多面的な評価
当社では、評価を実施するうえで「公平性」を重視しており、従業員、上司、会社を通じて評価の透明性を図るための様々な取り組みを実施しています。
評価基準書
目標管理制度における評価基準を、期首目標設定の時点で全社員に公開しています。評価のポイント、点数やランクの決定方法など細かく開示しているため、被評価者の安心感にもつながっています。また期末の評価実施の際、本人への評価プロセスのフィードバックも漏れなく実施し「何が達成できて、何が達成できていないか」が明確になり、目標管理シートに設定した項目によってのみ評価を受けるため、被評価者の高い納得感やその後のモチベーションにもつながっています。目標設定から評価までの過程をブラックボックスにせず、透明性を担保することで、「何を達成すれば、どのような評価になるか」ということが、本人、上司、組織で公平に合意できる仕組みとなっています。
取引先ヒアリングシート
勤務場所が取引先の会社である社員について、直属の上司や部門長のみならず、協働するお客様からも評価を頂いています。自身の提供する技術がどのようにお客様にお役立ちしているか、多面的でさまざまな視点からの意見を徴することにより評価の客観性を高めています。